数週間後・・・
ジャネットは、愉悦に満ちた笑みを顔に浮べていた。その笑みは、決して途切れることがない。そして彼女の両手は、自分の股間に埋まっている頭を押さえていた。
舌が、膨らんだ陰唇の間を滑り、クリトリスへ向かって舐め上がるのを感じる。ジャネットは、すでに3回、クライマックスに達していた。そして今は、次のオルガスムに向かって急速に高めれられているところだった。
今やジャネットは、いくらセックスをしても飽きることなど、ありえなくなっていた。クリスは、これまで隠れていたジャネットの中の何かを解き放ってしまったようだった。ジャネットは、突然、快感を受ける方向と快感を与える方向の両方向で、性的快感を要求してやまない女に変貌したのだった。
クリスと愛し合った2日後、ジャネットはウェインと真摯に話し合うことにした。彼女は、ウェインに、2人の性的関係に関して彼女が抱いている欲求に応じて欲しいと語った。さもなければ、2人の関係は続けられないと。ジャネットは、正直に、自分がオーラルセックスを求めていること、そして、セックスをするときにはコンドームを使わないで欲しいと、伝えた。
ウェインは、ジャネットの要求のすべてに関して、あっさりと、それに応じると答え、彼女をこの上なく驚かせた。ウェインは、ちょっとした急かし、あるいはジャネットからの最後通牒のようなものが必要だったらしい。
まさにその夜、ウェインはジャネットにクンニリングスを行い、直接、射精し、彼女の子宮に体液を注ぎ込んだ。彼もジャネットと同じく、性に関して、いくら行っても飽きることなどありえなくなっていた。
「ああ・・・いい・・・もっと私を食べて。貪って! ああ、すごく上手よ」
ジャネットはウェインの頭を股間に引き寄せながら、喘ぎ伝えた。股間を彼の顔にぐいぐい突き上げている。それから何秒もせずして、ジャネットは再びクライマックスに達し、ウェインの顔にジュースを振りまいた。
オルガスムによる体の震えがおさまると、ジャネットはウェインの体を引き上げた。
「今度は、あれを入れて・・・あなたのを私のあそこに」
ウェインは喜んで求めに応じた。ジャネットに覆いかぶさり、唇にキスをしながら、いきりたつ武器をバギナに導きいれた。ゆっくりと、生肌のペニスをジャネットの中、奥深くへと差し込んでいく。互いに性的欲望を隠したりせず、求め合い、愛し合った。ウェインは、ジャネットが再びオルガスムに達するまで、射精を堪えた。
ウェインが直に体の中に注ぎ込むのを受け止めながら、ジャネットは彼の体をきつく抱きしめ、キスを求め、舌を絡ませた。
セックスの余韻に浸りつつ、寄り添って横になっていたとき、ウェインは、ジャネットに再びプロポーズした。ジャネットは目に涙を溢れさせながら、イエスと答えた。
ジャネットの唯一の気がかりはクリスのことであった。すぐにクリスに伝えなければならないとは分かっていた。だが彼を傷つけたくもなかった。
ジャネットはウェインと話し合った後の土曜日、クリスと彼女のお気に入りの場所、すなわち、公園のオークの木の下でクリスと会った。ジャネットは、もはや会うことはできないと伝え、泣き出したし、クリスも泣いたが、最後には、分かったと理解を示した。
クリスは、最初から、この関係は長続きするものではないと分かっていたのであるが、それでも、ジャネットと一緒にいられる時間を長続きさせたいと願っていた。だが、いくらそう望んでも、やがて彼は大学に戻ることになるし、その後も彼の人生は続くし、ジャネットの人生も続くと、頭では分かっていたのだった。
クリスはもう一度だけジャネットにキスをしたいと思ったが、土曜日の午後でもあり、公園には人が多く、それは叶わなかった。
「一緒に来て。いい場所を知ってるから」 ジャネットは、そう言ってクリスに手を伸ばした。
2人は公園の奥へ進み、木々の中、踏みならされた小道を歩いた。途中、ジャネットは小道からはずれ、かなり大きな岩の陰に入った。小さなくぼみのようになっていて、覗こうとする目から3方とも守られている。
そこに入るとジャネットはクリスを両腕の中に抱き寄せ、優しくキスを始めた。クリスの舌が彼女の口に入ってくるのを感じ、彼女は喘ぎ声をあげた。1回のキスが、次のキスを招きよせ、2人の気持ちが高まっていく。
クリスが手を這わせ、胸を愛撫しはじめても、ジャネットは止めることができなかった。むしろ自分からブラウスの前を開き、ブラジャーを押し上げ、乳房をあらわにしたのだった。
「クリス、ここで止めなくちゃいけないの」
ジャネットは、クリスのペニスが自分の腹部を押すのを感じ、小さく息を喘がせながら言った。クリスの気持ちが痛いほどよく分かる。ジャネットは、耐え切れなくなり、仕方なく彼を岩に押し付け、その前にしゃがみこんだ。困っているクリスを助けてあげなければ、と感じてだった。素早く彼のジッパーを降ろし、ジーンズの中に手を入れながら、彼女は彼の顔を見上げ、微笑んだ。
今度は、クリスが息を喘がせる番になった。ジャネットが口を開き、彼の分身を口に含んでいくのを見る。どうすればクリスが喜ぶのかを心得た動きで、唇と舌が、ペニスの頭部を舐めまわり、クリスはうめき声をあげた。クリスは彼女の頭を両手で押さえ、ゆっくりとしたペースで前後に動かした。いつまでもこの状態が続いて欲しいと、ゆっくり動かす。彼は、自分の膨らんだペニスに愛の行為を行っているジャネットの愛らしい顔のことを、しっかり記憶に留めようとした。大きく口を広げ、彼の武器を含んだ頬がぷっくり膨らんでいる。肉茎が唾液で光っている。
突然、クリスはもっと欲しくなった。手を伸ばして彼女を立たせ、囁いた。
「したいんだ・・・」
クリスはジャネットを抱き寄せた。ジャネットの裸の胸が彼の胸板に押し付けられる。
「ダメよ」
そう言って抵抗したジャネットだったが、クリスが彼女を反転させ、岩の方を向かせても、あらがったりはしなかった。彼女の乳房は、今は、滑らかな冷たい岩に押し付けられていた。ジャネットは肩越しに振り向き、もう一度だけ、弱々しく訴えた。
「クリス、私たち、しちゃいけないのよ」
クリスはジャネットの訴えを無視し、ドレスの裾を捲り上げた。彼は、ジャネットが、今日もパンティを履いていないことを不思議に思った。自分にさよならを伝えに来た日なのだから、なおさらだった。そのクリスの目に、ジャネットがすでに愛液を出し、脚を伝って流れでているのが見えた。
クリスはジャネットに覆いかぶさり、首筋にキスをしながら、ペニスの先端を濡れきった陰唇にあてがった。
「ああ、気持ちいいよ、ジャネット」
クリスは、亀頭が膨れた陰唇の中に吸い込まれていくのを感じ、かすれた声を上げた。温かく狭い肉筒にゆっくりと吸い込まれていく感覚は、まさに天国に登る気持ちだった。クリスは、これが最後のセックスだろうと分かっていた。だから、どの瞬間もじっくり味わおうと、ゆっくり優しく動き続けた。
クリスが安定したリズムで出し入れを始め、体を擦り合わせる快感が高まってくるのを受け止めながら、ジャネットは下唇を噛んで、声を上げないようにと耐えていた。2人とも興奮していて、岩の向こう側にある小道を何人かが歩いても、気にしなかった。辺りには、2人が漏らす小さなうめき声、そして体が優しくぶつかり合う音だけが響いてた。
「ああ、クリス、私、いきそう・・・」
ジャネットはそう囁いて、彼の股間に向けて強く押し返した。。
「あああぁぁぁぁ・・・」
ジャネットは、小さな声で、長く、ゆったりとしたよがり声を上げた。同時に快感に体を小さく震わす。
クリスのペニスを包む肉襞が収縮を始め、それを受けてクリスも限界に近づいた。彼も小さな囁き声で、切羽詰った気持ちを伝えた。
「僕もいくよ、いまいくよ」
「きて、きて、きて」 ジャネットは、クリスがクライマックスに近づいているのを知り、何秒も経たない内に、再び絶頂に導かれていった。
クリスは唸り声を出すまいと、唇から血が出そうなほど固く唇を噛んだ。次の瞬間、彼のペニスは痙攣を始め、ジャネットの体内に噴射を始めた。みるみるジャネットの中は体液でいっぱいになり、収まりきれないものが、溢れ出てきた。ジャネットの膨らんだ陰唇を濡らし、クリスの睾丸を濡らしていく。
やがて2人とも体の震えが収まった。クリスはジャネットから引き抜き、彼女を再び、前に向かせた。優しくキスをし、二人とも服の乱れを直し始めた。ジャネットは、ドレスの裾を上げて、ストッキングのしわを伸ばそうとした時、クリスの精液がバギナから流れ出るのを見た。
突然、クリスは彼女の前にひざまずき、太ももの間に顔を寄せた。そして顔をあげ、驚いている彼女に微笑みかけた。
ジャネットはクリスが頭を傾け、自分の濡れた穴に口を寄せるのを見た。
「あ、そんな・・・」
彼の舌がぬるぬるになっている穴に入ってくるのを感じる。
「ああぁっ、あああぁぁぁぁ・・・!」
辺りに聞こえそうなほどの大きな声を上げてしまう。彼の頭を両手で押さえながら、ジャネットは叫んだ。
「ああ、クリス、何てことをしてるの!」
ジャネットが再びクライマックスに達し、体を振るわせ始めるのに、さほど時間は掛からなかった。セックスにより広げられた女陰を優しく舌で癒されることがこんなに素敵な感覚をもたらすとは。ジャネットには初めての経験だった。
「ああ、気持ちいい! 感じる! また、いくぅぅぅ!!」
ジャネットは喘ぎながら、自分から股間をクリスの口に押し付けた。
やがてジャネットのオルガスムが終わり、クリスは、手の甲で口を拭きながら立ち上がった。顔を落とし、彼女の股間を見ると、いまだに陰唇から彼が出したものが滴っている。だが、クリスは、それを拭うものを持っていなかった。
「ごめんなさい」
「いいのよ。気にならないから」 ジャネットは微笑んだ。
2人はオークの巨木のところへ戻り、置きっぱなしにしてあった毛布を拾い上げ、丘を下って、自分たちの車に戻った。ジャネットの太ももには、まだクリスの体液が流れていた。それを感じるたびに、ジャネットは、疲れた体を小さく震わせた。
クリスは、いつかはジャネットのことを忘れるだろうとは思っていたが、同時に、それには多分、長い時間が掛かるだろうとも思っていた。ジャネットのような女性と再び巡りあうことができるか、自信がなかった。
クリスが大学に戻る2日前、彼はもう一度、ジャネットに会いに行こうと決めた。ジャネットから借りていた本が数冊あって、それを返しに行こうと思ったのである。
ジャネットの家の前に着いたとき、玄関前の通路に見知らぬ車が止まっているのを見た。玄関のベルを鳴らし、出迎えを待った。ドアが開いた時、クリスは、ハッと息を飲みそうになった。彼は、今まで見たうちで二番目に愛らしい瞳を見つめていた。
「はい?」 若い娘が、口をあんぐりあけたままのクリスに声をかけた。
「あ・・・あの、ジャネ・・・レドモンド先生はご在宅ですか?」
「ええ、いますよ。何か御用ですか? 私は娘のマーシャですが」
「ああ、マーシャさん。僕はクリスです。この夏、お母さんのところで働いていたんです」
「あら、あなたがクリス!」 マーシャは、にっこり笑って言った。「母から、あなたのことについて、いろいろ聞いているわ」 白い歯を輝かせて言った。
クリスは、「いろいろ聞いている」というのがどういう意味かよく分からないものの、顔が赤らむのを感じた。
「あ、あのー、・・・この本を返したいと思って来たんです。あなたから先生に返してくれると、ありがたいですが」
クリスは、マーシャの愛らしい顔を覗きこみながら、心臓が高鳴るのを感じた。
「ええ、分かりました」 マーシャは本を受け取り、家の中に置きに入った。再び、ドアの外に出てきながら、彼女は訊いた。「ブラッフォード州立大学に行くんですよね?」
「ええ」
「私、そこに転学しようと考えているの。それ、どう思います?」
「素晴らしい学校ですよ。パーティもたくさんあるし」 クリスは微笑んだ。
「あ、そうだ。私、ちょっと何か食べに出かけようとしていたところなの。一緒に行かない?」
「ほ、ほんと? ぼ、僕でよかったら」
クリスは、慌て、どもりながらも返事した。家の中から、とても馴染みがある香水の香りが漂ってくるのに気づいた。
「良かった。もし良かったら、お母さんのBMWに乗って行きましょう」
「ええ、もちろん、構いません」
「じゃ、あなたが運転ね」 マーシャはそう言って、クリスに車のキーをトスした。
2階の部屋の窓、薄地のカーテンの陰からジャネットは、クリスとマーシャが車へと駆けていくのを見ていた。ジャネット? あなた、あの若い2人が一緒になったら、あまり面白くない? ジャネットは溜息をつきながら、微笑んだ。悲しみが混じった喜びの気持ちに、心が疼くのを感じた。